不自由で優しい世界 - オールドレンズのススメ -
なんだか色んなニュースに疲れてしまって、在宅ワークもあんまりやることが無くて、午後半休。
気疲れした時にはね、オールドレンズですね。
オールドレンズって知ってますか?
今のカメラってほぼ全部デジカメですけど、フィルムカメラ時代のレンズを大体「オールドレンズ」って言います。
フォーカスはオートフォーカスなんて便利なものはもちろん無くて、不自由なマニュアルフォーカス。レンズに付いてるリングをクリクリして、フォーカスとか絞りとかを合わせてく。
慣れるまではピント外すし、猫とか子供とか動くものの撮影なんてどうやるのよ?みたいな。
全く不便なやつです。
しかも昔はコーティングが今ほど良くなかったので、逆光になるとフレアは出るわゴーストは出るわ...という困ったちゃんでもあります。
でもねー...
癒されるんですよねー。
不自由なアナログ感だけど、自分で全部決めていける感じ。フレアもゴーストも出た水彩画みたいな独特の描写。
便利すぎる現代から外れて、一歩一歩自分のペースで歩けるような、そんなかんじ。
「便利=幸せ」じゃないし、「不自由=不幸」じゃないんだよ。
そんなの全然違うよ。
きっと、ロックダウンした社会でどう生きるかとか、資本主義に飲まれずどう生きるかとか、そういうののヒントがオールドレンズにはあるんじゃないかと思うわけです。
うそです。大げさです。
でも最高ですよ。
現代社会の息苦しさとか、窮屈さとか、デジタルな冷たさとか、便利さとか、そういうのに疲れたらオールドレンズ。めちゃおすすめです。
今のミラーレスカメラは、アダプターを使うと大体のオールドレンズも使えるので調べてみてね。
僕が使ってるのは、ロシア製のHelios 44Mってやつです。アダプター付きで5000円くらいだった。めちゃくちゃ安いーー!安くない?
レンズ沼にハマると金銭感覚破綻するから気をつけて。
作例も載せときますねー。
なんか少し自分の作風が変わった気がする。