K1rico’s blog

写真とか音楽とか

「ミッション」を持つ ~ AppleとGoogleの違い ~

こんにちは。

7日目です。ちょうど一週間ですね。

 

誰が読むねんという内容を書いてるんですが、アクセス数を見るとぼちぼち読んで頂いているみたいなのでもう少し続けようかなと思ってます。

 

誰も読まなくても良いやと思うと気が楽ですね。

 

さて、最近はずっとどうやったら自分の能力を引き出しやすい環境を作っていくのか、ということについてずっと考えています。

 

僕の場合は自分一人で考えていると大した考えは浮かんでこないので、誰かと会話をしながら、少しずつ雪だるまみたいに考えを膨らませたり整理したり、という風にするようにしています。

 

基本的には自分以外の他者と会話をしたいんですが、しょうもない事だったり、他の人に興味があんまり話題だったりすると、ブログの記事を書いてみて読み直す事で会話に近い効果が得られる...気がします。

 

仕事では殆どの業務を自分一人で処理せず、自分以外の誰かも巻き込んで、「誰かが同じことを知っている」という状態に常に置くようにしています。

上司だったら最高ですが、何か起こってしまった際のリスクヘッジ(自分だけのせいにさせない)や、自分では気づかないミスを防ぐ可能性を上げておくという効果がありますね。

 

とは言ってもまだまだ小さい事だと自分だけでやってしまったりするので、その辺はまだまだ意識を持っていないとだめですね。

 

 

さて、今日の本題は「AppleGoogleの違いについて」から「ミッション」を持つという事についてぼちぼち話して行きます。

 

まずはこちらの動画を見て頂けますでしょうか。


知っているようで知らないAppleとGoogleの「野望」の違い

 

Gizmodoのリチャードさんはまじで賢いので永遠に見てられる。。

 

動画内でどんな事を言っているかというと、

AppleGoogleはどちらもスマホ・OSを作っている企業であるが、方向性(やろうとしている事)にどんな違いがあるのか、という説明をしています。

 

Appleは”グッドプロダクト”という「ミッション」を掲げているので、自分たちの作る素晴らしいデバイスやサービスで世の中を満たす、イノベーションをするということを目的に組織運営をしています。

 

iPhoneiPadMacと言った製品群は、Appleにとって”グッドプロダクト”を具現化した最新の到達地点であるわけです。

より良いデバイスを生み出すことがAppleの存在意義です。

 

Googleも同様にスマホやOS、ウェブサービスを展開していますが、Googleにとってのそれは単なる目的に近づいていくためのツールであり、優れたデバイスを生み出すそれ自体を目的にしているわけではありません。

 

Googleのミッションは「世界中のデータを収集・整理し、人々が利用可能な状態にすること」です。

 

例えば、僕がコンビニで何かを買った、アマゾンで何かを頼んだ、ライブの情報を良く調べている、電車に乗った、音楽を聴いた、などの情報を何から何まで集める。

 

ただ集めただけの情報それ1つ1つには意味を見出せなくても、大量に集めた情報をAIに分析させる事で、企業活動や福祉・国家運営などに役に立つ意味のある情報として使えるようにする。

 

それが検索エンジンから世界で最も重要な企業になったGoogleのやりたい事(多分これでも中間目標)です。

 

Gizmodoのリチャードさんは、Googleはサイバー空間の大地主になりたいんじゃないの?って言っています。

インターネット空間のどんな情報を使うにもGoogleのサービスを利用する、という状況になれば、Googleに全てのお金や情報が無尽蔵に集まってくるわけですね。多分国家よりも強い力を持つ時がやってくると思います。

 

今でも半分くらいそうなってますけども。。

 

そんな感じで、AppleGoogleは今やっていることは似ていても、目指している方向や未来が全然違う企業です。

 

「ミッション」という言葉を初めて聞かれる方も多いと思いますが、とても重要な概念です。

 

例えばトヨタ自動車は、もうすでに”より良い車を作る”というようなミッションを掲げていません。

 

AIによる自動運転の登場で、近い将来、自動車は個人保有のものでなくなり、販売台数はこれ以上伸びていかないことを理解しているのです。

 

それでは何をミッションにしているかというと、クルマだけでなく、ものや人を運ぶネットワークそのものを創造していく企業へと変換しようとしています。車を売ることはそのためのツールとなったわけです。

 

考えていることはAppleよりGoogleの方に近いんですね。

 

僕の勤めているヤマトグループも、すでに宅急便をミッションには掲げていません。

輸送ネットワークや情報処理を革新させる企業に舵を切っています。

上手くいくかは知りませんが。。

 

Amazonも最初は本屋でしたがもう本屋では無く社会インフラを担う企業に、ソフトバンクも通信事業者から巨大投資ファンドへ、気づかないうちにどんどん別の企業体へ変化しています。

 

さて、あなたの勤めている企業の、あなたの「ミッション」はなんでしょうか?

 

あなたは社会に対して何をしますか?

自分には何ができるだろうか、何がしたいだろうか。

 

 

身近な人の、自分が大切にしたいと思う人の役に立つとか、そんなんでも良いと思うんですよね。

 

なんかそういう軸が欲しいのです。

しんどい時や苦しい時も迷わずに、このために今頑張ってるんだって思えるような自分の軸になるもの。

 

生きがい とかいうんでしょうか。

 

子供とかできると全然変わるんだろうけど、子供だけに自分の存在意義を全部背負わせたく無いよなという気持ちもあります

 

ただ、自分のことだけを考えて生きるには人生は長すぎるよなって。

そんなことを考えている今日この頃です。

 

それではー良い1日を。