庭のヒヤシンスと「画角」の話
洗濯を干してたら庭にヒヤシンスが咲いてるのに気づきました。
植えてはないんだけど...どこから来たんや君は?
こういう足元とか日常にある面白いものに気づけるようになるのが写真の良いところですね。
そういえば先の記事で画角について触れたので少し解説。
カメラのレンズのカタログとかを見ると、50mmとか、18-70mmとか、70-200mmなんて数字が書いてあるのを見た事があると思います。それがレンズの焦点距離、写真で見た時の画角というやつです。
一般的に50mmを基準として、数字が小さくなると広角レンズ、大きくなると望遠レンズと呼びます。具体的な感覚ではこんな感じ。
24mm以下→超広角。人間の視野より広い範囲を写せる。
24mm→広角。視野は全部入るくらい。
35mm→少し広角。自然に何かをパッと全体的に見た時と同じくらい。
50mm→標準。対象を決めて少し見つめた時くらい
85mm→中望遠。対象の一点を注視したくらい。
それ以上→望遠。
みたいな感じ。ちなみにスマホのカメラは24-28mmくらいが多いかな?
広角レンズは、真ん中に写ると小さく、画面端に行くほど大きく写る(歪む)という特徴があります。あと手前のものが大きく、遠くのものが小さく強調されて写る。「パースがつく」なんていいます。
なのでそれを生かして被写体を持ってくると面白い写真が撮れます。
※集合写真で小顔に小さく写りたい女性は真ん中で離れるとよいです(小声)
望遠レンズは画面内での歪みが少ないのが特徴。背景も広角レンズよりボケやすくなるので、被写体が綺麗に浮き出て見えます。人物ポートレートとか撮るのに良いですね。
24mmの広角でポートレートとか撮ろうとすると、かなり被写体に近づく必要があるので、望遠レンズだとそういう圧迫感が無いのもポイント。あんまり望遠すぎるとコミュニケーション取れなくなってしまうので、50mmから135mmくらいまでを使うのが一般的です。
広角でもいい感じに撮れないわけではありませんが、写る範囲が広い&ボケないので、要らないものまで写り込んでしまうのが難しいところ。
さて、庭のヒヤシンスを35mm(少し広角)と60mm(少し望遠)で撮った写真の比較が下の通りです。カメラから花の距離は同じくらいで撮りましたが、だいぶ違いますよね。
広角レンズは真ん中が小さく、端が大きく強調されて写るので、35mmの方は手前に葉っぱを持ってきてダイナミックに、花びらは歪まないように真ん中に持ってきています。
望遠レンズは被写体が歪まず後ろが綺麗にボケてくれるので、背景に木漏れ日を入れて玉ボケを作りキラキラさせています。
どうでしょう画角の話?なんとなく面白さが伝わってくれたら嬉しいです。
それではまた〜!
✅撮影協力しているyoutubeチャンネル